ローソンクルー♪あきこちゃん絵本コンテスト

2012/06/29 更新

「ローソンクルー♪あきこちゃん絵本コンテスト」いよいよ結果発表!
101作品のご応募ありがとうございました。
「ローソンクルー♪あきこちゃん絵本コンテスト」では、最優秀賞およびその他の賞の選定にあたり、審査員を招待して審査会を行いました。

「ローソンクルー♪あきこちゃん絵本コンテスト」とは?
「ローソンクルー♪あきこちゃん絵本コンテスト」は、こんな経緯ではじまりました。
詳しくはこちらのページをご確認ください。


各自一押しの作品をもちよっての審査会となります。

「読者の共感」をポイントに、選んでいただいた金柿氏。

「卓抜したアイデア」を求め、デザインにも注目する松岡氏。


絵本のターゲットとなる年齢層なども考えます。

あきこちゃんが選んだのは、どんな作品でしょう?

それぞれの「子供のころ」を思い出しながら、和やかなムードで行われました。


さて!審査員それぞれの推薦作品が挙げられていくなかで、「ローソンクルー♪あきこちゃん絵本コンテスト」の最優秀賞に選ばれたのは、果たしてどの作品だったのでしょうか!いただいた講評とともに、受賞作品をご覧ください。それでは、発表です!!

最優秀賞

ちょん ちょん ぴよ~ん ‐ 作・マォ

受賞者コメント

オムライスにケチャップをかける時。
ブロッコリーにマヨネーズをつける時。
目玉焼きにソースをかける時。
私はこの「ちょんちょんぴよ~ん」の魔法をつかいます。

2つの点と1本の曲線。
ただ、それだけなのに、にっこり笑顔になれる。
そんな不思議な魔法です。

この絵本を読んで下さったあなたと、あなたの大切な人たちが
にっこり笑顔になれますように。

大きな幸せじゃなくてもいい。
小さな幸せをたくさん感じられるような毎日を過ごせますように。


あきこちゃん(株式会社ローソン)

絵本に出てくるお兄ちゃんが、本物のお兄ちゃんの小さい頃とそっくりでビックリしました。
しっかりと特性を掴んで描いて頂いてくださったんだなぁと、感激してしまいました。
小さいあきこのおだんごや、おにいちゃんのおしりの柔らかい線がとってもかわいらしくほのぼのと、あったかい気持ちになりました。


松岡宏行(スイスイ株式会社)

絵の一つ一つがうまいだけに、表紙が非常に惜しい。作品の顔になるから、もっと作りこんで欲しかった。
他のページも、レイアウトをもっと考えてあげると、更によくなると思います。


永田万里子(株式会社アイフリーク)

「ちょんちょんぴよ~ん」という音が、声に出したときに十人十色の印象になる面白さがあります。
声を使うことを意識して描いてくださったのではないかなと思いました。
兄妹愛をわかりやすく描いていて、テーマを非常に良くあつかっていると思います。


中尾友則(株式会社アイフリーク PictBox事務局)

小さなしあわせは、ことのほか身近なところにあります。そして、いったんその小さなしあわせに気がつくと、毎日が少しだけ楽しいものになります。
マォさんの「ちょん ちょん ぴよ~ん」は、とあることで落ち込んでしまったあきこちゃんを、どうにかして元気づけようとするおにいちゃんのお話。
このお話の素敵なところは、あきこちゃんを元気にする方法が、誰にでもできてしまうことにあります。ただぼくたちはその方法を見落としてしまっているだけで、この絵本のようにちょっとした工夫で毎日はこんなに楽しくなるんだよ、ということを教えられたような気がしました。
また、これを読んだ人たちが「ちょん ちょん ぴよ~ん」をすぐにでも真似してみたくなるところも、とてもよいですね。
扱う内容としては決して派手なものではないのですが、今回のテーマ「兄妹」をしっかりと落とし込んでいて、それでいてじんわりと染み入るような心温まる、最優秀賞にふさわしいお話です。



優秀賞

株式会社ローソン審査員賞:あっこちゃんのおみせやさん ‐ 作・sayocoro

あきこちゃん(株式会社ローソン)

動物がたくさん出てきて、とてもにぎやか。見ていてわくわく、楽しくなる作品でした。
ガムテープをロールケーキに見立てたり、クッキーの缶をレンジに見立てたり…。絵本を読んだ子も、喜んでページをめくってくれるのではないかなと思いました。


中尾友則(株式会社アイフリーク)

とても細かいところまで遊び心にあふれている作品で、思わず1ページ1ページをまじまじと眺めてしまいました。
ガムテープやクッキー缶のほかにも、ぞうさんのじょうろや、しゃぼん玉のボトルなど、「ああ、こういうのあったあった!」とほほえましくなりました。個人的には、おしまいページのはりねずみに乗っているペットボトルのキャップがツボです。



株式会社絵本ナビ・金柿秀幸審査員賞:ちょこん。 ‐ 作・kirinn

金柿秀幸(株式会社絵本ナビ)

男の子に間違われるって、切ないですよね。
そんなあきこちゃんの、ちょっと寂しい気持ちから、おにいちゃんが訂正してくれた嬉しさ、髪の毛を結んでもらって誇らしい気持ち。
最初はちょっと冷たくしちゃうんだけど、ピンチに助けてくれるおにいちゃん。
ふたりそれぞれの、段階を踏んだ心の動きが、とてもよく表現されています。
また、絵がかわいらしくていいなぁと思いました。構図もよいですね。


あきこちゃん(株式会社ローソン)

小さいあきこちゃんが最後は笑顔になってくれて嬉しかったです。
髪を結んでくれるのが、あきこのおだんごに繋げてくれているのかな? と思いました。そういう点も嬉しく思います。


松岡宏行(スイスイ株式会社)

「女の子が男の子と間違えられてショック」という主題。
子どもの頃を思い返してみると、こういうちょっと悲しくて嫌なこと、というのは誰しも思いあたりがあって、テーマとしてよいなと思います。
絵も上手ですね。デザインがあと一歩なところが惜しいかな。



スイスイ株式会社・松岡宏行審査員賞:オトシゴロ ‐ 作・グレ

松岡宏行(スイスイ株式会社)

文章が長くて中弛みしてしまっているのだけれど、絵がよいですね。レイアウトも巧み。
おだんごに人格を持たせた点、「お年頃」という言葉を怪獣に見立てた点について、発想が卓抜だと感じました。
「オトシゴロ」って「ゴロ」ってついて、確かにちょっと怪獣風。着眼点がおもしろい。夢のパートで急に絵が変わるなど、構成と展開も上手です。


あきこちゃん(株式会社ローソン)

「まるちゃん」がイイ男風なところが、おもしろくて、かわいいです。
「俺もそうだった」とか、喋り方がかっこいいですよね。
小さいあきこちゃんの頭を撫でてあげるところとか、イラストもとてもかわいらしくてきゅんとしました。


中尾友則(株式会社アイフリーク)

大好きな作品です。おだんごに人格を持たせてあきこちゃんと会話するという斬新さはもちろん、いつかまるちゃんがあきこちゃんとお別れする日がやってきて、ふとしたときにまるちゃんがただのおだんごになっている…というような後日談まで想像してしまい、勝手に泣きそうになってしまいました。



株式会社アイフリーク・永田万里子審査員賞:おまじないのリレー ‐ 作・わきもと ちなみ

永田万里子(株式会社アイフリーク)

イラストは少し漫画的ですが、統一感があり安定しています。
「おまじない」がキーワードになりきれていない点が惜しいですが、「あきこちゃん」というキャラクターの、「店員さん」という要素をを上手く活かしている作品だと感じました。
小さな子がコンビニに行くって、それだけでちょっと背伸びの気持ちがあって、好奇心を刺激するのかもしれませんね。


あきこちゃん(株式会社ローソン)

ローソンは「マチのほっとステーション」というキャッチコピーがあるのですが、まさしくそんな作品だと思いました。
人と人との繋がり、ほっとできるあたたかな気持ちを描いてくださっていて嬉しかったです。あきこもポケットに飴玉入れておこうかな?と思いました(笑)


金柿秀幸(株式会社絵本ナビ)

ストーリーが秀逸です。子どもにとっての「おつかい」は、どきどき緊張するシチュエーション。それだけに留まらず、「ごほうび」という要素を設けたことが、物語を活かしています。
「飴玉をあきらめれば、ばんそうこうは買えるんだよ」という葛藤が、読み手の気持ちをとらえていて、とてもよいなと思いました。
終わり方も、あきこちゃんのルーツに繋がっていて綺麗です。共感を呼ぶストーリーになっていると思います。


松岡宏行(スイスイ株式会社)

子ども時代だけで完結する作品が多い中、ぽんと時代をとびこえて次に繋げている点がよいですね。嬉しかったことを、次に伝えるっていう前向きさがいい。
今回ローソンを登場させた応募作が多かったけれど、この作品はただローソンを出しただけじゃなくて、その要素がストーリーの邪魔になっていない点が巧みでした。嫌味がなくて、自然に昇華させているね。



こえほん特別賞:アギゴ ‐ 作・kanzaki

中尾友則(株式会社アイフリーク)

絵本アプリ「こえほん」で配信することを前提にしてつくられたような作品です。「さあ、どうぞ!」と言ったような読者への問いかけがある点もとてもよいと思います。
「こえほん」でいろんな人に録音していただくことで、いろんな「アギゴ」が誕生するとおもしろいのではないかと思い、「こえほん賞」として選定させていただきます!


あきこちゃん(株式会社ローソン)

途中でおにいちゃんがプラモデルみたいなものを作っているんですよね。
キャラクターを読みこんでくださっているなと思って嬉しかったです。


松岡宏行(スイスイ株式会社)

声に出して読むということを意識した面白さに加えて、絵だけでなんとなくストーリーがわかるという点が秀逸ですね。実はなかなか難しいことですよ。
途中までがしっかり描けているだけに、オチが弱くて残念。



入選

あいうえお(あきこちゃんとおにいちゃん)

作・いろそく

講評
タッチに勢いがありますね。言葉あそびとお話のはこびが巧みです。小さいこどもならではのやんちゃなかわいさや、二人の関係がじんわりと伝わります。(成尾朋美・PictBox事務局)

めざせ!!ローソンじま

作・いわにしまゆみ

講評
からあげクンやポンタなど、ローソンの要素がふんだんに盛り込まれた作品。その分、お話としてどうかと言われると、ちょっと弱いのかなという印象でした。(中尾友則・PictBox事務局)

まほうのからあげクン

作・dalia

講評
個人的にすごく好きな作品です。ゆるい絵も素敵で、ページごとの細かな描写などにとても好感を持ちました。お話も、本来は深刻な出来事なのにすべてがユニークながらも何事もなく解決していて、その分インパクトが弱かったのが惜しかったなと思いました。(中尾友則・PictBox事務局)


さよなら ステゴザウルス

作・naoin

講評
イラストがかわいらしく、文章のテンポも素敵。ステゴザウルスというファンタジーな素材もよいですね。あきこちゃんのおにいちゃんに対する気持ちの描写が、尻すぼみになってしまった点が惜しい。全体的にもう少し説明があっても良かったように思います。(成尾朋美・PictBox事務局)

あきこの ちいさな おみせやさん

作・ココハチ

講評
イラストの完成度が高い。力を入れた感じが伝わります。話は無難だけれど、綺麗にまとまっているね。(松岡宏行・スイスイ株式会社)

あきこちゃんニッコリ

作・ゆっちょ

講評
独特のかわいらしい絵、テンポのよい言葉、お話のまとめかたなど、完成度の高い作品です。ただ、読み手の感情を動かすかという点で弱く、受賞には及びませんでした。(中尾友則・PictBox事務局)


あきこちゃんのなつやすみ

作・みほ

講評
どのページもしっかり描かれていて、ころころ変わるあきこちゃんの表情が光ります。盛り上がりのポイントを強調してあげると、より作品が締まるように思いました。(成尾朋美・PictBox事務局)

はんぶんコッコ!

作・みやがわゆか

講評
絵がとてもかわいらしく、全応募作品の中でもトップレベルだと思います。ただ、ローソンの商品の登場のさせかたに無理があったのかな、という点で受賞には至りませんでした。(中尾友則・PictBox事務局)

ものしりおにいちゃん

作・あや缶

講評
イラストがとても可愛いです。キャラクターをご自身の絵柄に昇華されていますね。ページをめくるごとに、ちょっとずつ寄り添っていく演出にきゅんとしました。(成尾朋美・PictBox事務局)


すききらいすき

作・jorijokoppy


最終選考

ふたりの ひみつ

作・やん(yam)




つまみぐい

作・shunskee


総評

「ローソンクルー♪あきこちゃん絵本コンテスト」にご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

今回の募集テーマは、あきこちゃんの幼少時代を元にした「兄妹」でした。
ただ「あきこちゃん」と言えばローソンの企業キャラクターですので、ローソンやローソンで販売されている商品を盛り込んだ作品が多く集まり、なんだか気を使わせてしまったのかなあと思いました。これは運営側も反省するべき点ではあるのですが、あくまでもテーマである「兄妹」に注視して審査させていただきました。
また、受賞作品は、最優秀賞やこえほん賞の副賞として絵本アプリ「こえほん」で配信させていただきますので、審査にあたり絵本としてのストーリーの完成度を重視させていただいています。

なお、審査会では、「ちょん ちょん ぴよ~ん」と「おなじないのリレー」がほぼ同等の評価で、審査会でもどちらを最優秀賞とさせていただくかが争点となりました。
その上で、テーマである「兄妹」をどちらの作品が活かしているかを考慮して、今回は「ちょん ちょん ぴよ~ん」を最優秀賞とさせていただいています。
「おなじないのリレー」は、「あきこちゃん」のキャラクターをうまく活かしているのですが、テーマ性となると少し弱いなあという印象です。

また、審査とは直接は関係がないのですが、ローソンで販売されている「からあげクン」が登場する絵本がとても多いことにびっくりしました。それだけ「からあげクン」が世間に広く認知されていて、また絵本の題材としても描きやすいということの裏返しなのだと思います。
PictBoxも絵本アプリ「こえほん」も、そんなローソンにあやかって、みなさまに親しまれるサービスを目指していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。(中尾友則・PictBox事務局)